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    人生で一番最悪な誕生日

    私は良く道に迷う。

    駅を降りて地図を手に、おもむろに目的地と逆方向に平気で歩いて行く人だ。営業時代もしょっちゅう道に迷い、平謝りは日常茶飯事だった。自覚があるので、もちろん対策はしている。迷う時間込みで考えるし、事前に確認するし、スマホのナビもある。

    今日の日雇いキャンペーンの現場は近場だった。朝もたっぷり余裕があったし、駅からの道もそう難しくないように見え、現場の最寄駅を降りた時の私は途中で買い物しちゃうぐらい余裕でゴキゲンな感じだった。

    しかし、迷った。何故なんて知らん。迷ったもんは迷ったのだ。

    派遣元の指示で直接現場に連絡しちゃいけない決まりになっている為、勿論、慌てて派遣元に連絡をした。しかしこの電話がなかなか繋がらない。緊急連絡先の携帯番号なのに繋がらない。入店時間が迫る、焦る。そうすると余計に迷う。やっと繋がった電話で状況を説明し、電話越しにナビして貰い、道行く人に訪ね、ようやっとたどり着いたのはほぼキャンペーン開始時間。

    もうこの時点で終わってるわけですが、店の前の派遣元との電話で更に追い討ちをかけられる。

    『先方は大変ご立腹。とにかく帰れと言われるのを回避してほしい。先方の要求は商品Cの売上実績で結果を出す事。ハッタリでいいので売ると宣言してくれ。実績あるって言いきって、自分はベテランではないが中堅だからと言ってくれ。』

    これだけでも死亡フラグです。何せ商品Cって元々売れる商材じゃないもの。

    契約では商品A・B・Cとあって、どれでも売れればいい事になっている。更に売れなくてもペナルティの類はない。商品Aならまあまあ売れる要素があって、この短い間でも実績を出した事はあった。しかし、商品C限定なんて、ムチャブリもいいとこだ。

    そして更に付け加えられる。

    『難しいのは承知の上。だから契約より1時間だけ残業して、閉店まで誠意を見せたと言う事にしてくれ。』

    勿論、遅刻している立場上、了承しないわけにいきません。

    店長に凄まじく罵倒された上で更に30分シカトされても食らいつき、「もうお昼休憩も頂きません。閉店まで力の限り頑張ります。実績でお返しします」と必死で頭を下げ、何とか開始させて頂いた。

    これが更なる悲劇を呼ぶ。

    正直、商品Cが売れないのはわかっているので、可能性がある商品Aだけでも頑張ろうという気持ちだった。これはダメでしたけど、こっちは売れました的なストーリーが私の中で出来上がっていた。有言実行でお昼も抜きで働いた。商品Aは何とか売れた。達成感でいっぱいだった。

    そして契約の7時を過ぎ、更に1時間…。

    あれ?何か変だよ?閉店時間のハズなのに、何故誰も閉店準備をしないの?お客さん減らないの?疑問に思って店内を見渡し、閉店時間が書いてある所を見つけた。…10時…だと…。

    オイオイオイオイオイ。今更閉店8時だと思ってたから帰らせてくれとか言えるワケないし。

    派遣元にまた慌てて電話を入れると、今度は担当平謝り。何とか10時まで居てくれと言われる。そりゃそうだろうさと腹をくくり、本当に閉店まで頑張った。

    そして閉店間際、店長がやって来る。思い出すのも鬱な罵倒交じりの説教30分。しかも内容が正論の理詰だから謝るしか術がない。しかも商品Aは売れましたとか口を挟める空気じゃない。要約すると『販売のプロとしての自覚と根性が足りない』…すいません、日雇いのにわかエセプロですから。元からありません、そんなもの。

    世の中に氾濫してる日雇いの仕組み知らないんですか?とか、ぶちまけたいほど罵倒されたが、派遣元に迷惑かけちゃイカンと必死に堪え、しかしこれで私の誕生日終わったと思うと涙が出て来た。

    仕事でガチ泣きしたの久しぶり。結果、事務所からは昼抜き分込みの残業分までギャラ出して貰える事になったのが唯一の救いかな。ま、いっか。
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    なんと言うか、凄く“根性”なお誕生日だったのですね。
    おつかれさまです。

    2012.07.17 01:38 まさゆき #- URL[EDIT]

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